「おっ、もう近いぜ!この木の向こうだ」 「本当ですか?!早く行きましょう!!」 今度は柚が瑠真の手を引き足早に木の向こう側へ向かった。 「うわぁー・・・」 「気に入ったか?」 「すごく・・・綺麗・・・」 目に映ったのは・・・ たくさんの花が咲き誇る花畑――。 周りは木に囲まれているため知る人が知る・・・ そういう場所。 まさに 秘密の花園――。