「敵軍じゃぁぁぁ!!!」



ガバッ!!





「な…に?!」



私と郁は飛び起きた。





「もしかして…もう戦が?!」






始まってしまった。






戦が…。






父上…




「父上は?!」



「姫様!!皆様もう外へいらっしゃいます!!」




郁は外の様子を確認して私に伝えてくれた。




「っ!!城の中へ入ってまいります!!早く逃げなくては!!」