―南遥の国―瑠真side―



「瑠真!!」


「ん?霞?」






5日後に水楊を襲うことになってしまった。


だから牡丹の奴等に柚を保護するように頼んだ。



だが、目の前にはその牡丹の1人が。




柚に・・・





何かあったのか?


不安が募った。




「なんかあったのか?」


問いただすと霞は辛そうな顔をした。





「・・・逃げられた」



「は?」





「あの姫様が好きなのはあんたじゃない!!

水楊の若殿様!!今日は祝言をあげるからって・・・




気づいたら・・・」







・・・!?



一瞬頭が真っ白になった。