「やっぱり!」

今日デカイの呼ばわりしてきた六年生の男子だった。

「はいパ〜ス。」

平然と手をあげる六年生。

「はいどーぞっ!!」

出せる限りの力でボールを返した。

バシッ

あ…

「ありがと〜。」

普通にとられた…

所詮は四年生女子の力か…

うちはむなしくなった。