そしてオーバーの壁パスを始めた。 30回… 30回だなんて気の遠くなる回数だ。 そう思ったのは思うように出来ないから。 手で押そうとすると、壁から勢いよく跳ね返ってきて顔面ヒットする。 「な、何で?何で出来んのやろ?ユカリ〜。」 「知らん!」 勢いよく言われた。