「あのなあ。さっきのは違うん」 「いやあ、まさかの恋愛相談とは!天才和彦も隅に置けないなあ〜」 暴走し始めたコイツに、何言っても無駄な気がする。 研究室入ってからの仲だから、まだそんなにお互い深く知り合っている訳ではないが… その後も徹司は雑誌を見ながら好みのタイプの女を語って、長い夜は更けていった――。