「じゃあ…、俺、行くから」 長いアナウンスが終わった後、カズくんがポツリと言った。 ついに、この時が来たんやな。 「気を付けてな」 カズくんは寂しげに右手を挙げたテッちゃんに笑顔で頷いた。 「カズくん……、行ってらっしゃい」 ヤバイ。 泣くつもりなんか、これっぽっちもなかったのに。 うち、たぶん目ぇに涙たまっとるやろな…。