***** 「後でケン兄ちゃん、『あれは俺の推測やった、ごめん』ゆうてきたけど、ホンマありえんよな?」 うちはご飯を食べ終わったカズくんにペーパーナプキンを1枚差し出した。 「…ソース、口についてんで?」 うちが自分の唇を指差して、カズくんにソースがついとることを教えると、カズくんは慌ててそのペーパーナプキンで口をぬぐった。 「…で?継母さんとは仲良くやれそうなの?」 カズくんは口をぬぐい終わってそのペーパーナプキンをクシャリと握りつぶした。