― 君 色 星 ―









「わしも、香織に謝らなあかんなぁ」





とりあえず場所をうちのリビングに移して。





お父ちゃんとオブザーバー(?)のケン兄ちゃんを加えて、うちの家族会議がスタートした。







「今更何謝ることあるん?お父ちゃん」





いきなり切り出されたお父ちゃんの一言に、うちは疑問の顔を浮かべた。





「わしはな、恵子(けいこ)が死んでもうた時、もう再婚せんって決めとったんや」






ちなみに恵子、っちゅうのはうちを生んでくれたお母ちゃんのこと。