その時、香織がその彼氏の元へ駆け寄ろうとする素振りを見せた。
やばい!!
ついにアイツの本性がバレたから、怒ってるのか!?
しかしここで香織がキレても、隣近所の住民に迷惑がかかるだけだ。
俺はとりあえず香織の動きを抑えることにした。
そして俺達は身をかがめて、アイツの様子を影からこっそりうかがった。
まさか、俺達が今この瞬間に帰ってきているなんて、思うわけもなく。
香織の彼氏は呑気に香織の部屋のドアにもたれて、言いたい放題電話の相手にぶちまけていた。
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