ホストの貴方



「いやだぁっ!」

知らないうちに叫んでた。

なんだか凄く自分が醜く思えて。

汚く思えて仕方が無かった。

期待していた訳じゃないけど、きっと心のどこかで期待していた。

「出来ていない」って。

きっと大丈夫だって。

これから先、このレイプの事も忘れて、普通に暮らしていけるって。

だけど神様は意地悪で、私はこの時、本当に神様がこの世の中にいるのならば、私のこの手で殺したいと思った。