放課後、薬局まで妊娠検査薬を買いに行くのをついてきてもらう事になった。 茜はずっと私の腕を掴んで、まるで子供をずっとあやすようにその手を離さなかった。 「さすがに恥ずかしいねー。」 あはは、と笑うとやっぱり責任を感じているのか、茜の顔が引きつっているのが私からでも分かった。 私は検査薬を手に取ると、迷う事なくレジに持っていった。 運良くレジはおばさんで、顔をチラチラ見られたけど、そんな事よりも、早く結果が知りたかった。