「どうします?総隊長」
「そうね、まず、国王達に報告に行きましょうか」
「わかりました」
「影姫、戻っていいわよ」
「わかりました」
影姫は
影の中に入っていった
「さて、アリス行きまょうか?」
「はい、総隊長」
-クラリオン城-
「国王、申し訳ありません、逃がしてしまいました」
「そうか、逃がしてしまったのか」
「はい」
「逃げた者は、だれだかわかるか?」
「はい、わかります、<砂の旅団>の者でございます」
「やはり、<砂の旅団>が関わっていたか」
「やはりとはどういうことですか?」
「こちらでも、独自に調査した結果、<砂の旅団>がある儀式のために幼女を必要としているとわかった」
「<砂の旅団>の者も言ってた、ある儀式とは一体なんなのですか?」
「いいだろう、君達にも関係あるのだから」
「私達にも関係が?」
「そうだ」
「どういう意味ですか?」
「出てきなさい」
ざっ
柱の影から
数人の人間が現れた
「あなたたちは」
「久しぶりです、ディアスさん」
「久しぶりだな、ディアス」
「再会の挨拶は、そこまでにしてくれるか」
「あっすみません」
「それでは、儀式について話そう、<砂の旅団>が行おうとしている儀式とは、砂の魔神<ガギラ>復活の儀式だ、その儀式には、幼女の血が必要だということだ」
「そういえば、あの男が、儀式が始まると言っていました」
「そうか、ならば、急がなくてわな」
国王は立ち上がり
「<聖女騎士隊>クレン・ディアス、アリス<おとぎの国>赤ずきん、白雪姫<雪の花>氷菜(ひょうな)、雪<王国特別防衛隊>から、紅(くれない)、水蓮(すいれん)、お前たちに<王国特別依頼>を命じる、儀式を中止させ、少女達を無事つれて帰ること、わかったか」
「「「「「「「「はい」」」」」」」」