「ディアスさん、影姫さんは私に任して下さい」
水蓮は水の玉を作り出し、影姫を包んだ
<水療玉>(すいりょうぎょく)
傷口から毒を取り出し始めた
「これでもう大丈夫です、ディアスさん」
「ありがとう、水蓮さん」
ディアスは立ち上がり、唱えた
「白き剣を持ちし、戦乙女よ、我が前に現れよ<ミリア>」
魔法陣の中から巨大な剣を持った女性が現れた
「紅さん、私も一緒に戦います」
<ミリア>は剣を構えた
「3対2で勝てると思ってるんですか?」
「3対2じゃないよ、私もいるから」
「アリス」
「これで3対3だよ」
「3対3だからって私達には勝てないよ、砂鬼ちゃん達やっちゃって」
砂鬼が砂の中から現れ、襲いかかった
「何度もそんな攻撃効きません」
<火炎弾>
紅は数個の炎の玉を作り出し、砂鬼達をぶっ飛ばした
「よくも砂鬼ちゃん達を!!もう許してあげないから」
そう言うとレミはゴーレムの肩に飛び乗った
「ゴーレムちゃん、踏み潰しちゃって」
「<ミリア>」
<ミリア>が持っている剣が巨大化した
「真っ二つにしてあげなさい<ミリア>」
<ミリア>はゴーレムの頭の上まで飛び上がり、剣を振り下ろした
ゴーレムは見事に真っ二つになり、ただの砂へと戻った
「ゴーレムちゃん!!」
「1人目は倒したわ」
「次は私の番です」
紅は数個の火の玉を出した
「どっちから燃やされたい」
「誰が燃やされるか、出てこい我が<毒>達よ」
カムスの周りに数十匹のサソリが現れた
「また、燃やしてあげるわ」