「クゥーン」
「つくし、私と友達になってくれて、ありがとう、グフッ」
アリアの血を吐き出した
「アリア、しゃべるな」
「つくし、最後にこれだけ言わせて」
「最後なんて言うな」
「あなたが湖の主だってことを知ってたの」
「えっ」
「ごめんなさい、黙っていて、つくしと一緒に居たかったから」
「謝らなくていい、俺もアリアと一緒に居たかったから、人間になったんだ」
「ありがとう、最後にお願いがあるんだ」
「なんだ?」
「キスをしてほしいの」
「わかった」
チュッ
「ありがとう、ムムラ、つくしを連れて逃げてね」
そう言うと、アリアは薬瓶を取り出し、飲み立ち上がった
「ムムラ」
ムムラは尻尾を使い、つくしを背中に乗せ、森の中に逃げた
「逃がさないよ」
アリアはカクカの前に立ちはかった
「行かしません」
「そんな怪我で止めれると思ってるの?」
「私にあなたを止められるとは言いません」
「だったら」
「だけど、あなたと一緒に死ぬことは出来ます」
「どうやって?」
「私がさっき飲んだ薬は<起爆薬>」
「<起爆薬>?」
「私があるワードを言ったら私は爆発するわ、範囲は5mよ」
アリアはカクカの体に抱きついた
「一緒に死んでもらうわ」
「くそっ離せ」
カクカはアリアを刀の柄の部分でなぐった
「さよなら、つくし、ムムラ」
アリアは目をつむり唱えた
「全てはみんなのために」
アリアは光に包まれ
ドカーン
「アリアー」