「冷たい言い方ね、私のために助けましたとか言えないの」
「私は本当のことを言っただけです」
「本当にかわいくないわね」
「おい、てめぇら!!俺達のことを無視するんじゃねぇ」
「あら、忘れてたわ、ごめんなさい」
「忘れてただと」
「もう、そんな大声出さなくてもいいじゃない、謝ったんだから」
「うるせぇ、もう、許さねえ」
「許さないって言われても、さっきも見たでしょ?銃弾は効かないわよ」
「そんなの、わかってるさ」
「じゃあ、どうするのかしら?」
「決まってるだろ」
男が指をパチンとならすと
周りにいた男達が砂へと変わった
「あなた、まさか」
右手の甲の魔法陣を見せながら
「お前が思ってる通り、俺は、<契約者>だ」
「そう、<契約者>なのね、なら、影姫、あなたは、下がってなさい」
「わかりました」
影姫は、アリスの横へと下がった
「影姫、アリスのことは頼んだわよ、これで、私も本気が出せるわ、かかってきなさい」
影姫は頷いた