「クレン・ディアスだと」
「誰なんすか?こいつ」
「この女は、<無慈悲な聖女>クレン・ディアスだ」
「<無慈悲な聖女>!あのいくつものギルドを壊滅させた女」
「あら、ちょっと誤解があるみたいね、私が壊滅させたのは違法ギルドだけよ、普通のギルドは、まだ、一回も壊滅させてないわよ」
リーダーみたいな男が
「そんなの、どっちでもいい、お前ら」
そう言うと
男達はクレンに銃口を向けた
「あら、物騒ね」
クレンはマントを取り
アリスに投げ渡した
マントの下には
修道服を着ていた
「撃て」
男の合図と共に男達は銃を撃った
「影姫」
とディアスが叫ぶと
ディアスの影から黒い壁が現れ、弾を防いだ
「ありがとう、影姫」
影の中から何かが現れた
「クレン様を守ることが契約ですから」
影の中から現れたのは
黒の着物を着た女性だった