明るくなると
ディアス達は
ピエロに囲まれていた
ディアス達は
瞬時に攻撃体勢に移った
「今宵の最初のショーは、100人のピエロによるショーでございます、ショーの名前は<ピエロ達の殺戮>でございます、どうぞお楽しみください」
クラルがそういうと
ピエロ達がディアス達に襲いかかった
「あっ言い忘れていましたが、ここでは、能力は使えますから、では、お楽しみください」
そういうと、クラルの姿は消えた
「能力が使えるなら、皆さん、ここは、私に任せてください、いいわよね?白雪姫」
「いいかな?みんな」
ディアス達は頷き、後ろに下がった
「私は、<おとぎ話の国>の<紅の赤ずきん>です、以後お見知り置きを、まぁ、あなた達はここで死ぬんですけどね」
赤ずきんは、バスケットの中から
ワイン瓶を取り出し
ピエロ達に向かって投げた
一人のピエロに当たると
ワイン瓶は爆発して、周りのピエロも吹っ飛ばした
「次は」
赤ずきんは、上に飛んで、ピエロ達の攻撃をよけ、
観客席に着地した
「出ておいで、私のかわいい狼さん達、狩りの時間よ」
赤ずきんがそういうと、周りに四つの魔法陣らしきものが現れ、魔法陣の中から黒狼が現れた
「さぁ、行きなさい」
赤ずきんがそう言うと
黒狼達は、ピエロに襲いかかった
-数分後-
サーカスの舞台には
無残にもバラバラになった死体と真っ赤な血だけが残った
「赤ずきん」
「なに?白雪姫」
「この死体どうするの?」
「あぁ、そのことなら大丈夫」
赤ずきんが指を鳴らすと
黒狼達は
赤ずきんの方を見た
「肉片残さず、食べなさい」
赤ずきんがそう言うと
黒狼達は
ピエロ達を
食べ始めた
テントには
肉を噛みちぎる音と骨を噛み砕く音だけが
響いていた