家に帰ると、ミフイルがとんできた。 『さくら。どうしたの?そんなに濡れて』 ミフイルは、急いでタオルを持ってきた。 『ありがと…』 タオルを受け取って頭を拭いた。靴をぬいで中に入る。 『なにかあった?』 『んーん。なんにもないよ』 そう言ってさくらは笑顔をみせる。