次の日の放課後。 秋はまた1人で掃除をしようとしていた。 『秋君…』 さくらの声に反応して、秋は、背中を「ビクッ」とさせた。そのまま秋は動かなかった。 『秋君?』 『花咲さん…どうしたの?』 『今日も1人…なの?』 秋は、軽くうなずく。秋は、少し下を向いたままだった。 『手伝うね』 『いいよ。そんなの…』