『なに…?』 『僕のこと覚えていますか?』 『えっ?……ごめん。わかんない…』 さくらは、少し申し訳なさそうに言った。 『そうでしょうね。まぁ幼い頃だったのでしょうがないでしょう』 『えっ?会ったことあるっけ?』 さくらは、まだ人間界に来たばかりで知り合いはいないと思っていたので少し驚いていた。 空は鼻で笑って、手を振って何処かへ行ってしまった。