『いったぁ~…。あっすみません』 『大丈夫?』 そう言って高校生ぐらいの男の人は手を差し出した。 『はっ…はい。ありがとうございます』 さくらはその手を握って起こしてもらった。 『ちゃんと前をみて歩きなよ。じゃ』 そしてその男の人は歩いていった。