~Snow White~『最終巻』

「兄ちゃんがさ~こっちに店を
出すんだよ。」



「どこに?」



恭吾の話しでは兄の
店舗兼住宅に寮から出て
住むことになると教えてくれた。


「うちの近くかも~~」
雪湖は飛びあがった。


雪湖が使う地下鉄の隣の駅だった。


「マジ?うわ~なんか今まで
会わせてもらえなかったプレゼントか~」

恭吾が笑った。


「明日、か~しゃんも来るよ。
喜ぶから来いよ。」



「うん!!いく!!」

恭吾の携帯の番号を教えてもらった。


「雪湖のも教えて。」

恭吾が言った。