真冬からの呼び出しは頻繁だった。


一方的な真冬に腹が立つけど
真冬をそうしてしまったのは
自分だと


罪悪感から
真冬を拒否できるはずもなく


言いなりになるしかない。



その日は誕生日だった。


いつものように
大柴家に行くとたくさんの
ごちそうが並べられていた。



智久が来ると
真冬はとても喜んで



自分の横に座らせた。