竜平は焦っていた・・・・。


大槻は・・・・・
利香を犯し続けていた男



 雪湖・・・・・・



雪湖を伯父として愛せなかった


しかし
大槻の手の中にある
雪湖を思うといてもたってもいられない



確かに雪湖のここでの生活は
不幸だった・・・・・。



自分でもなぜこんなに
雪湖を受け入れなかったのか


竜平はわかっていた。




洋平とのしがらみにずっと悩んでいた。



自分と利香と
そして洋平・・・・・・



いつも洋平の存在に怯えてきた。


泣いている利香を
支える洋平



自分に見せない顔を
利香は洋平には見せていた。


知らない真実を
洋平が支えていた・・・・