修学旅行を来週に控えていた。


用意していた荷物に
さらに紙袋に身の回りのものを
つめた。


制服を見上げた・・・・



高校はあきらめよう


これ以上

大柴にへこついた人生を送りたくない。



「修学旅行行きたかったな~」



智久の帰る足音を聞いた。



 一緒に行こう


って言って・・・・・



そう語りかけたけど



「バイバイ トモくん」

真冬の声



「おやすみ」


智久の声



ドアが閉まった。