ボサボサに乱れた髪の毛を
一人で撫でた・・・・・。



 私には抱きしめてくれる人が
 いないんだ・・・・・



あらためて
自分が一人なのを痛感した。



立ちあがって
部屋に戻った・・・・・



智久が何をしてるのか


怖くて見られなかった。



智久までもが
真冬を抱きしめたら
心が壊れてしまう・・・・



それが怖かった。



 出て行こう・・・・・・・




ここにいたくない


そう思った。