~Snow White~『最終巻』

恭吾親子に会ってから
雪湖は明るくなってきた。


とくにかーしゃんと話すと
不思議なことに前向きになれた。


大柴の家に戻ってからのことだった。



いつものように
夕飯の片づけを始めながら
かーしゃんと恭吾の掛け合いを
思い出した。



「かーしゃん、俺の・・・・
ジーンズに何かしただろ?」


「何かって……
お尻のところがほつれてたから
当て布して繕っただけだけど?」



「ほ~~~ら~~~
やってくれたな~~かーしゃん~
あれはほつれてんじゃねーンだよ!!
あ~いうデザインなんだって」

恭吾は半泣きだった。


「これお気に入りだったんだぞ~」



「あら~~そう~~
かーしゃん破けてると思ってたから」


恭吾が大げさにひっくり返った。