夏空は旅の歌を口ずさみながら北を目指しました。彼はとても良い声で歌うものですから、畑のお百姓さんも、街の靴屋さんも、野道のウサギもみんな、その歌に聴き惚れていました。
城を出て十日目のことです。歌を歌いながら歩いていた夏空の王子は、白い髭をたくわえたおじいさんが道端に倒れているのを見つけました。柔らかい草の上に寝かせて、水と食べ物をあげました。
「生き返ったよ。どうもありがとう」
「いいえ」
夏空はおじいさんの隣に座りました。おじいさんは、道に倒れていたと言うのに、服も髭も全く汚れていません。
不思議に思った夏空は
「どうなさったのですか、こんな道端に」
と尋ねました。
城を出て十日目のことです。歌を歌いながら歩いていた夏空の王子は、白い髭をたくわえたおじいさんが道端に倒れているのを見つけました。柔らかい草の上に寝かせて、水と食べ物をあげました。
「生き返ったよ。どうもありがとう」
「いいえ」
夏空はおじいさんの隣に座りました。おじいさんは、道に倒れていたと言うのに、服も髭も全く汚れていません。
不思議に思った夏空は
「どうなさったのですか、こんな道端に」
と尋ねました。



