「で、先生、まだ寝てんの?」
リビングで遊ぶ寧々ちゃんの方を気にしながら、麗華がそう言った。
『うん……』
「よっぽど疲れてんだね~」
麗華がクスッと笑うと、お茶を一口飲んだ。
『そうだね~。昨日も仕事してたし……』
「私はそういう意味で言ったんじゃないんだけど……」
麗華がニコッと意味深な笑みを浮かべた。
えっ?
どういう意味?
「ハルと先生は新婚さんだからさ」
ん?
新婚さん?
麗華の言った意味が……わかった……。
恥ずかしくて顔が熱くなる。
『ちょっ、れ、麗華!ち、違うから!先生は仕事をして疲れてるだけなんだからね!』
慌てる私を見て麗華はクスクス笑っていた。