私の体を抱きしめている先生の腕を手で避けて、ベッドから出た。 『先生?早く起きないと、朝ご飯抜きだからね』 私はベッドにいる先生にニッコリ微笑んだ。 「えぇ!マジ!?それだけは勘弁して?」 先生はそう言って、ベッドから慌てて出て来た。 そして再び、私の体をギュッと抱きしめ、そっと体を離す。 「おはよ……ハル……」 さっきの子供のような先生と違って、微笑む先生は凄くカッコ良くて…… 胸が"ドキドキ"していた。 『お、おはよう……』 私は恥ずかしくて、先生から目線を外した。