『あのね…………』 「うん」 『…………子供……』 「子供?」 私はコクンと頷いた。 「子供が欲しい……とか?」 再びコクンと頷く。 チラッと先生を見ると、先生は優しい顔で私を見てた。 「作っちゃう?」 『えっ?』 「子供」 先生がニコニコしてる。 『先生も子供欲しいの?』 「当たり前だろ。ハルと俺の子供だよ?欲しいに決まってんじゃん」 先生はそう言うと、私の頭を優しく撫でてきた。 先生も子供欲しいって思ってたんだ。