薄暗いし、しかもたまたま逆光で顔がよく見えない。

見えたのは、真っ赤な髪と白のワンピース。

僕が声をかけようとすると少女は背中を向けて走り出した。

何か不思議な気持ちがして、僕は彼女を追いかけた。