「この電話の受話器を取った瞬間、狙撃されたようです。」

原刑事が古畑刑事に説明する。

「自殺じゃなかったっけ?なんで今になって変わったの?」

事件現場を徘徊しながら古畑刑事が質問する。

「鑑識の話ですと、狙撃ポイントが自殺したように見えたとのことです。自殺ではなく、事件ですね」

「やっぱりね。そんな気がしてたんだよ。犯人はかなり銃に詳しい人間だね。それに頭もいい。」
今度は原刑事が古畑刑事に質問する。

「何故、頭がいいとわかるんですか?」