「ホラ、来たよ。ターゲット」



アリサさんが入口に目をやる



ほんとだ聖学園の制服・・・



「アンタの唯一の取り柄が活かせる時がきたよ」


「唯一の取り柄?」


なんだ?



「顔」



唯一・・・



アリサさんに口で勝てる訳もなく

ジンジンする頬を手で摩りながら

僕は女の子達に話し掛けた