「おっ!遅れましたぁ───っっ!!!!!」


ばこんと有り得ない音をたてて勢いよくドアが開いた。



そしたら、小柄な一人の女の子が敬礼のポーズで入ってきた。



先生も戸惑ってる。


「あ・・・。転校生の・・?」


「あ、はいっっ!!相沢 怜奈(あいざわ れな)って言います!!」



にかっと眩しい笑顔で返してた。


やっぱ出会いはふとした瞬間じゃなくて


びっくりした驚きの瞬間じゃないかな?




このとき初めて


相沢 怜奈の存在を知ったんだ。




元気で愛想よくて。


でも、寂しがりやで雷コワい怜奈に会ったんだ。