─怜奈sibe─
健太くんと言う男の子のおかげで、クラスに馴染みはじめれた。
質問ぜめが始まってる。
けど、それに混じらない人達が4人いた。
1人は、綺麗な女の子。
1人は、健太くん。
1人は、金髪のヤンキーっぽい人。
で、もう一人は。
そんな3人には似ても似つかない。
普通の男の子が1人。
ちょっと茶色混じった髪に、あんまり高くない身長。
黒い綺麗な瞳に、きっちり着た学生服がよくあってる。
『ねぇ・・・』
「ん?なぁに」
『あのさ・・。あの4人って・・・』
「ん?・・・あ、あぁ・・。あの4人はねぇ・・」
「結構この学校じゃ有名かなぁ・・」
「だよなぁ」
「ねぇ」
「知らないほうがおかしいというか・・」
「そそ」
皆が口々そろえていう、「有名」「知らないわけがない」。
とにかく「珍しい集団」らしい。
『ふぅ~ん・・。そっか・・』
遠目で見るその風景は、なんか遠く感じた。
