ガヤガヤ・・。
ワィワィ・・。
教室に騒ぐ音は様々だ。
話し声や走る足音。
何かを叩いた音や、本を閉じる音。
毎日がこうだ。
楽しく騒いで、ありきたりな生活を送る。
これが普通で、起こりもしないことなんて一つもない。
でも、それを変えるヤツ等がここにいる。
あの、変な三人組。
「おはよーっ!雅 こーへー!!」
『今、昼だけどね・・。しかも"こーへー"じゃなくて雅 康平(みやび こうへい)だよ。』
「硬いこというなっ」
『硬いことじゃないよ・・・。』
まず一人が、梶 健太(かじ けんた)くん。
まさに元気と明るさが撮りえって男の子だ。
「その言葉は、雅くんがあってるよ。けーた」
「ちぇ・・」
「遅刻したのは本当なんだから。今、昼なのも本当だから」
「はぃはーい」
「はいは、一回」
「・・・はぃ」
梶くんを叱っているのは、花園 麗華(はなぞの れいか)さん。
大人っぽくて、美しいってかんじ。
リーダーシップもよくて・・・。まぁ、梶くんのいい保育者(笑)
そして、もう一人・・。