眠り姫の女の子




私の意識は
お兄ちゃんと電話をしている途中からなくなった。




『―‐‐ぅ…ん 』

『あれ?ここどこだぁ?』


うーん
まずいぞ 思い出せない



コツコツコツコツ…



「お目覚めはいかがですか?」
その男は嫌らしげに笑ってみせた



その笑顔は
寒気がするほど
気持ち悪かった