眠り姫の女の子




やっとのことで
私は心平お兄ちゃんへのプレゼントを見つけ出した。

『喜んでくれるかな~♪』

思わずスキップまで
していたくらい私は
ウキウキしていた。


ふっと携帯の存在を思い出して携帯を開くと

―――‐‐!!!

お兄ちゃん50件
お兄ちゃん49件
圭悟30件
光25件
知らない番号達80件


わ―…(笑)

(笑)←じゃないだろ!


そして心平お兄ちゃんから51件目の電話が掛かってきた。

『もしも―「おい!!無事なのか!?大丈夫なのか!?」

ものすごい勢いで
お兄ちゃんが話していた

『うん♪大丈夫だよ!心配かけてごめんなさい!!』

「くるみが無事でいたならそれでいいんだ」

『ありがとう!お兄ちゃん♪じゃ今から帰るね?』

「俺も迎えにいくからなるべくお店の中にいろよ?」

『うん♪…???…ッ!きゃッ?!!―ッぃゃ!!‐‐』

「おい!?くるみ?くるみ?!―‐ッチ」

心平はkillerのやつらに電話をかけると
くるみを探しに走りだした。