強さ、時々弱さ



あれから5分、10分と
時は流れる。
ニセモノが腰に触ってきたりして
気持ち悪い。



わたしはずっと泣いていた。
怖くて、震えていた。




「そんなに怖がらなくても
大丈夫さ。
君はもうすぐ、僕の
お嫁さんになるんだからねえ。」


横にあるガスのタイマーが
残り5分をカウントしていた。
この時間までに来なかったら
わたしはこの人に
何をされるかわからない…


1分、2分とたって
ついに
ニセモノ手が
あたしの頬に触れた。





瞬間だった。






「おい、その汚れた手を
朝陽から離せ…」