強さ、時々弱さ



章哉さんは明るくて
人当たりもよかったから
まだ会ってまもなかったのに
友達の気分で話せた。



「そっか…
お金、大丈夫か?」



「俺…母さんの財布から
少し盗んじゃって………」



「素直に謝れば大丈夫。
親は子供を一番に
考えてんだからさ。」



「そう…ですかね?」



「あっはは!
心配すんなって!
恵輔なら大丈夫だよ」



すごく勇気付けられた。
章哉さんは俺にとって
まるで魔法使いのようだった。