強さ、時々弱さ



胸の奥がずきんとした。



このことを知っているのは
一人しかいない。




「まーくん、辛かったでしょう。
でも…いい人もいるのね、世の中。」



「あぁ。いるんだよ。
その人は俺の
一番尊敬する男なんだ。」




「おにいの知り合いだったの?」



「知り合いなんて
もんじゃない。
めちゃめちゃ・・・
かっこいいんだ・・・」




俺は誇らしかった。
そして涙が出た。
恵輔はやっぱり
すごい男だった…