「いや落としたハンカチに 名前が書いてあったから…」 「あ・・・」 その名前は前に 母さんがなくさないようにって 無駄にでかく書いてくれたやつだった。 「こ、これを書いたのはおれじゃなくて 母さんが・・・・」 なぜだかわからない。 けど、しぜんに涙が出ていた。 止めようとしても 止まらない。 むしろ次から次に 俺の瞳から流れ落ちていった。