カケル、お前ってやつはほんまに…


彼女も家族も親友さえも置き去りにして


何処へいってしまったんや

お前の得意な剣道でなんとかならんかったんかいな


そんな事を考えていたら
ジュンダイはやるせなくなり


病室をあとにした


夕日が差し込む部屋


ただ、もう一人


カケルの影だけがたりない