三人で待ち合わせたほがらかな時間


みんなに内緒でカケルとてをつないだ車内


……そして突然、


車内のざわめきとともに
車が横転して意識を失った

気づいたら、私は此処にいて家族やジュンダイくんがいてくれて


カケルくんも、こんなにみんなが居るのに私にぴたりと寄り添って居てくれた


それなのに目を離した次の瞬間、カケルくんの姿がもうなかった


…まさか!!


イズミは「カケル〜」強く叫びながら泣きだした


また、そこにいた誰もがつられて泣き始めた


「俺らもまだ信じられへんのやけど、さっき…」


「やだ!それ以上言わないで」


イズミは号泣した。


左肩と右手に手当てのあとがあるが目だった損傷はなくあとはこのショックをどうのりこえるか…だろうと家族は説明をうけていた


泣き声だけが響いていた