あれから一日、


バレンタインデー当日


カケルが登校する自宅からの短距離の間で五人から告白され


下駄箱にはチョコの山


教室に着くまでに三人から渡され


かばんを入れたロッカーも溢れんばかりのチョコ


もちろん机の引き出しも…

「ひぃ〜さっすがミスターやなぁカケル」


カケルは大量のチョコの中からただひとつ、イズミからのものを見つけようと必死だった