みやびが近づいてきた。中学の時と変わらない肩より少し長い髪の長さもかわっていなかった。「話って何かな?」「あの時のことを、中学の時のあの時のことをあやまりたくて。どうしても会ってあやまりたかったんだ。」「もう、昔の話だから、今さら蒸し返さないで。」「じゃあ、どうして今日会ってくれたの?」「それは・・・あなたの言葉で一度は会ってもいいかな、と思っただけなの。でもあたしが間違ってたね。やっぱり会わない方が良かったね。じゃあね。」
みやびはわずかな時間で帰って行った。呆然と立ち尽くす私を残して。