Mが付き合えと言ったのは、私がこの時代に現れた河原の土手の対岸あたりだった。そこでタバコを吸いながら、Mの嘆きや愚痴を聞いた。その愚痴も熱かった。あの子もこんな所を敬遠したのだろう。振られるのもやむを得なかったかもしれない。