物音がして、私は目覚めた。若い私は、夏服の制服に着替えていた。懐かしい姿だった。
朝食を摂りに、階下へ降りていった若い私を尻目にして、私はこれからどうするか考えた。
「せっかく、昔に戻ったのだから、学校に行ってみたいな。」しかし、私の学校は家から自転車で、どんなに急いでも50分近くかかった。
「こんな時、どこでもドアがあったらなあ。」
私はそんな昔からの願望を妄想した。すると・・・